和  名 タネツケバナ
別  名  
科  名 アブラナ科
family name Cruciferae
学  名 Cardamine flexuosa With.
休眠型 春生1年生、越冬1年生
dormancy form summer annual、winter annual
繁殖器官 種子
reproductive organ seed
note 春、秋に発生。春に発生した株はその夏に、夏以降に発生した株の多くは越冬後急成長し、開花結実する。種子生産量は約1,300個/株ほど。千粒重は0.1gくらい。落ちた種子はまもなく発芽できる。発生深度は2cm以内。発芽適温は20℃。水田や畦畔に多く、転換畑で優占する場合がある。根は直根で、多数の側根がつく。変種のタチタネツケバナ(C.flexuosa With.var.fallax O.E.Schulz.)は、やや乾燥する場所を好み、茎が細くて直立し、葉や茎に毛がある。本種は茎下部にだけ毛がある。防除に当たっては同類に扱っても大過ない。
類似種との見分け方 タチタネツケバナを、近年の分類では別種としている(Cardamine fallax (O.E.Schulz) Nakai)。拙サイトでは上記のように変種としてきたが、そのうち、別項とするつもり。
山野には似た種類もあるが、通常は畑地に侵入することはない。


越冬株の初期生育


春生えの開花




収穫後、越冬前



変種 タチタネツケバナ  Cardamine flexuosa With. var.fallax O.E.Schulz.


実生からの生育初期