和  名 シバムギ
別  名 ヒメカモジグサ
科  名 イネ科
family name Graminae
学  名 Elymus repens(L)Gould.
休眠型 多年生
dormancy form perennial
繁殖器官 根茎、種子
reproductive organ rhizome、seed
note 春先に地中の根茎から萌芽する。作物より高くなる。夏には結実するが、自家不和合性で、同じ栄養系内では結実しないとされている。種子の生産量は1穂あたり50個まで。種子に休眠はなく、落ちた種子はすぐに発芽できる。種子の千粒重は2.57gくらい。種子の発芽温度は5〜35℃。光条件は影響しない。発生深度は10cm以内。土中種子の寿命は3〜4年。出芽後、6〜8葉期になると根茎を伸ばし始める。根茎にはほぼ3cm間隔で節があり、節には芽がある。親株1個から3m離れたところまで根茎を伸ばし、分岐を含めて全長が154mに達した例がある。切断するとすぐに萌芽する。春に2節の切片を萌芽させると、その秋には400倍、翌秋には12,000倍に達したとの調査例もある。根茎からの発芽温度は5〜35℃。根茎の耐干性は強いが耐湿性は強くない。夏期には休眠する。根茎は40cm深でも萌芽するが50cm深ではしなかった。生育可能pHは4.5〜8.0。除草剤利用が有効。
類似種との見分け方 成植物の葉舌は高さ1mmほどで目立たない。葉耳は細い三日月形。コヌカグサの葉舌は3〜5cm、上のヘリにギザギザがあり目立つ。