和  名 ホソアオゲイトウ
別  名  
科  名 ヒユ科
family name Amaranthaceae
学  名 Amaranthus hybridus L.
休眠型 春生1年生
dormancy form summer annual
繁殖器官 種子
reproductive organ seed
note 春に発生、夏〜秋に開花結実。種子生産量は株当り約30,000個。千粒重は0.37gほど。種子に休眠性あり。発芽適温は20〜35℃。根は直根。アオゲイトウと極似しているが、雑草防除上は、両種を区別することなく、ヒユ類として見ても差し支えない。
類似種との見分け方 成植物では、アオゲイトウは茎に軟毛が密生し、本種では上部にまばらにある。花被片の形は、アオゲイトウでは先のほうが広く、本種では狭くなる。アオゲイトウとの間に自然交雑があり、区別をさらに困難している。本種のほうが発生は多いようだ。

ホナガアオゲイトウ(イガホビユ)が侵入し、拡大しているとの指摘があります。本サイト管理人は同定に確信を持てませんので、ページを起こしませんが、既存の図鑑に記載の区別点を列記して、訪問者諸賢の参考に供します。掲示の画像についても、いささかの不安がありますので、どちらもヒユ類だ、ということでご容赦願います。今のところ、防除に関して、明らかな差異は、見られないと思いますが、さて、どうなりましょうや。
  平凡社「日本の野生植物」1982
ホソアオゲイトウ
 苞は長さ2-4mm、花被片と同長から1.5倍の長さ
ホナガアオゲイトウ(イガホビユ)
 苞は長さ3-6mm、花被片の2倍の長さ

平凡社「日本の帰化植物」2003
ホソアオゲイトウ
 茎や葉の下面脈上は有毛
 葉は中央より下でもっとも幅が広い
 頂生の花序は下部多く分枝し、軸は有毛
 小苞は花被よりも約1.5倍長い
 花被片は5枚
 種子は径約1mm
ホナガアオゲイトウ(イガホビユ)
 茎や葉の下面脈上は無毛か、わずかに毛がある
 葉は中央かやや上でもっとも幅が広いことが多いが、中央より下でもっとも幅が広いこともある
 頂生の花序は分枝しないか基部でわずかに分枝し、軸は毛を散生するかほとんど無毛
 小苞は花被よりも約2倍長い
 花被片は3−5枚
 種子は径1−1.3mm

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