和 名 | エゾノギシギシ |
別 名 | |
科 名 | タデ科 |
family name | Polygonaceae |
学 名 | Rumex obtusifolius L. |
休眠型 | 多年生 |
dormancy form | perennial |
繁殖器官 | 種子、根 |
reproductive organ | seed、root |
note | 定着し越冬した株は夏には抽苔開花し、晩夏〜初秋には結実する。種子の飛散は自力では近辺に限られる。種子の休眠は弱く、落下した種子の一部ははまもなく発芽し、幼植物で越冬する。一部の種子は翌春〜夏に発生する。結実後は根に栄養分を蓄え越冬する。種子生産量は株当り5,000〜7,000個程度。種子の発芽温度は5〜30℃、適温は10〜15℃。光発芽性。発生深度は10cmほどが限界。土中種子の寿命は長く、5年後に60%が発芽したという。20年以上の例もある。乳牛に採食され、排泄され、3ヶ月間スラリーに浸漬されても発芽力を失わないものあり。根は直根。越冬芽は基部に多く、根の再生力は冠部から3cm位まで旺盛で、7.5cmでも再生した例がある。地表で凍結した場合は再生力を失うことが多い。吸水種子は55℃24時間処理で死滅、47℃では多くが生存した。ギシギシやナガバギシギシ、ノダイオウとの自然種間交雑が容易らしい。雌雄異花。 |
類似種との見分け方 |
ほかのギシギシ類とは幼植物では区別しにくい。開花期以降なら花被の刺の有無と瘤体の数で区別できる。本種の花被の刺は鋭く、瘤体は1個。 主なギシギシ類の見分け方ページへ |