ウ ド   ウコギ科 多年生

 花序について、「北海道植物図譜」では、「雌性の散形花序は花序の枝先につく。雄性の散形花序はやや小さく、花序の側枝につき、・・・」とある。「新北海道の花」では、「茎頂に球形の散形花序が多数つき、分枝して円錐状となる。雌花の花序は枝先につき・・・、雄花の花序は枝の途中につき小さい」とある。雌雄同株で、花は単性で、雌雄別々に散形花序を構成するようだ。
 一方、「日本の野生植物」ではウコギ科についての解説で、「花は・・・、両性、時に単性で雌雄混株となる。」とある。加えて、タラノキ属の解説で、「散形花序は腋生または頂生する総状〜複総状花序に集まる。」、さらに加えて、ウドの解説で、「散形花序は複総状に集まり、大きな花序となる。」とある。
同じようなことが書かれているわけだけど、両性花の有無で違いがみられる。さて、実際はどうなのだろうか。なお、「新北海道の花」にある「分枝」がちょっと意味不明な感じがする。
 花弁は5枚。雌花では開花とともに落ちるらしい。


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雄花 20090804


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雄花 20100730


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雌花 20120807 (画像クリックで拡大)


雌花 20120807 (画像クリックで拡大)


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開花時にはどんなことが判るだろうか。 20160720 (画像クリックで拡大)


上とは別の株 20160720 (画像クリックで拡大)


上の接写 20160720 (画像クリックで拡大)


上2株とは別の株 20160720 (画像クリックで拡大)


上の一部 20160720 (画像クリックで拡大)