オオウバユリ   ユリ科 多年生

 1回繁殖型多年生との記述も見られるが、さて、どうなんだろうか。
 種子から8年めに開花・結実・枯死というわけだが、そのとき、地下部に数個の小さな鱗茎を作っている。栄養繁殖をしているらしい。つまり、一生は終えていないというわけだ。
 果実は裂開すると、玉入れのかごのようになる。側面は網のようになっていて、上面は開いている。翼に囲まれた種子は積み重なっている。静かだとこぼれず、横から強い風が吹くと飛び上がり、まるでエゾモモンガの飛翔のように散布されるようになっている。もちろん、いつもうまくいくとは限らないけど。株元にびっしり落ちていることも多々あるし、そのまま倒れてこぼれてることもよくあるようだし。
 「オオウバユリは,種子散布時には未発達の胚を持ち,種子散布から発根までに18ケ月,そして子葉の出芽までに19ケ月を必要とし,その休眠はDeep simple morphophysiological dormancyに分類できた。」との報告がある、近藤哲也ら(科学研究費助成事業データベース)。


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