セイヨウオオマルハナバチ   膜翅(ハチ)目ミツバチ科

 特定外来生物に指定されちゃって、あちこちで撲滅運動にさらされている。ここ岐登牛山では、大雪山を控えていることもあり、熱心に活動している人がいるようだ。春先には盛んに飛び回っていたが、初夏までにはかなりの個体が駆除された模様。
 セイヨウオオマルハナバチは言うだろう、ただ生きていたいだけなのに、と。セイヨウオオマルハナバチも生きるのに必死だ。駆除しようとする人間は片手間だ。エゾオオマルハナバチも、エゾエンゴサクも毎日が必死だ。そう簡単には絶滅しない。実害もないわけだし(大変な害だと考える人もいるのだが)。
 近年の人間世界でのイヤーな流れ、難民排除、人種差別、混血児忌避などなど、おなじような思考経路のようにも見える。そんなことあるわけないか。次代を担う子どもたちにはこの経路が感染しませんように。
 外来種問題は難しそうだ。人間の活動も考え合わせた自然史の一面として考えてみたい気もするが、そんなの手に負えない。
 東川町にはその活動家や役場などによって慰霊碑が建てられた。家畜感謝之碑の横というのがちょっと気になる。家畜の場合と特定外来生物としてのセイヨウオオマルハナバチの場合とはまるで違うことだ。人工受粉用の役目を終えて殺処分されるセイヨウオオマルハナバチの場合と、特定外来生物としてのセイヨウオオマルハナバチの場合とも混同してはいけないと思う。
 オレンジ部分がほぼ黒化した個体がいた。おしりは白。こうした個体の出現頻度はどれくらいだろうか。

 こんなサイトがあった。「東北大学植物進化学」の、その中のオンライン図鑑「日本の植物」に「エゾエンゴサクとヤマエンゴサク」というページが。それによると、
 「北海道での研究例から、オオマルハナバチのクイーンが盗蜜に訪れただけの花も、果実をつけていることがわかりました。」のだそうな。



蜜を盗んでるって言われるんだけど・・・。 20070509


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エゾアカヤマアリに左後脚を噛みつかれている。
アリの地面をつかむ力は相当のもので、
必死に飛び立とうと踏ん張るが簡単にはいかない。
しばらくして、結局は振りほどくのに成功した。
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開花していると、正面からご訪問 20090418


閉花中にはヨコから失礼 20090426


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黒いヤツ。 20130626 (画像クリックで拡大)


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花壇のアラゲハンゴンソウで。 20130801 (画像クリックで拡大)


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上と同じ個体 20160404 (画像クリックで拡大)


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口吻は開く 20170421 (画像クリックで拡大)