ヒメアカタテハ  鱗翅(チョウ)目タテハチョウ科

 初見のこの日(20090702)、コウリンタンポポ以外は見向きもしなかった。
 2回目のこの日(20100910)、オオハンゴンソウ以外は・・・。

 昭和54年(1979)発行の「北海道の昆虫」では、「北海道では年一回の発生で、・・・、成虫で越冬する。」とある。
 昭和61年(1986)発行の「北海道の蝶」では迷蝶(毎年越冬できない蝶)扱いで、春から夏にかけて、種として北上し、北海道に達し、全道に拡がる、しかし、卵、幼虫、蛹、成虫のいずれでも越冬できない、ただし、まれに、人為的な暖かい環境で越冬に成功する個体もあり、春に成虫がとぶこともある、とか。
 平成18年(2006)発行の「札幌の昆虫」では、年2化で、「越冬できるのは関東以南とされる。北海道の個体は本州から北上してきたものと考えられる。通常9月ころから普通に見られるが、4月下旬に見かけたこともある。」とある。
 いろんなヤツがいるのだろうが、大旅行する種には違いなさそう。
 本種は全世界を征しているのだとか。おびただしい大群をなし、アフリカから地中海を越えてヨーロッパに移動、イギリスでは越冬できないけれど、押し寄せるらしい。北海道に現れる連中は何処から?


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(参考)

岐登牛山に向かう道路(西6号)の側溝近くで。この後どうなるんだろうか。 20131124 (画像クリックで拡大)